大阪府泉南郡岬町淡輪4733
072-494-0063
mail@t-matsuo.net

R3年6月岬町議会一般質問/みさき公園の進捗と今後についてを問う!

R3年6月岬町議会一般質問/みさき公園の進捗と今後についてを問う!

質問の趣旨

みさき公園事業の進捗と今後について、様々な角度から松尾ただしが質問します。

松尾 匡の質問

1年前の3月議会では、基本は今年の3月末まで、遅くとも6月末までに公園の施設を解体撤去し更地にしますという取決めでした。
その上で公園の開発と運営をしていく事業者を募集していく。今年の9月頃には開発運営事業者と正式に契約を交わし、新たなみさき公園事業をスタートさせるということを言っておられました。

現状は、公募してきた事業者が結果としてなく、事業者選定は振出しに戻っております。
住民が見られる情報の中で、ホームページと岬だよりに近況を掲載されているとはいえ、あまりに見づらく、理解しづらく、結果、みさき公園にどのようなことが起こっているのか分かりにくいものとなっております。

まるで、みさき公園事業が全くもって進んでいないということを大っぴらにしたくないために隠しているのではないのかと言われても仕方ないのではないのかなと、こう見ております。

今後の事業者選定についてのスケジュールの変更や見直しというのは、午前中の奥野議員の質問で把握することができました。
けれど、一度あったことがもう一度起こらないとは限りません。

様々な状況を想定しておかなくてはいけないと思いますけれども、先ほど述べたように、募集要項の見直しを行い、再公募されるとのことですが、これで仮に応募者がなかった場合、どのような計画を町として持っているのか、まずはお聞きしたいと思います。

●吉田都市整備部理事 の答弁

松尾議員のご質問にお答えします。
今回、再公募するに当たっては、公募スケジュールにおいてサウンディング型市場調査に参加した事業所から頂いた主な意見のうち、応募グループの形成や事業提案の検討に時間を要し、町の想定スケジュールが短過ぎるという意見と長引く新型コロナウイルスの影響が主な要因であるとの考えから、これらを考慮した十分な検討期間を設けた再募集の内容としております。

なお、詳細につきましては奥野議員の一般質問において答弁させていただきましたとおりでございます。
このように、再度、本事業の概要や募集要項などを広く周知し、できる限り複数の応募事業者の参加があるよう努力する方針でございます。

こうした取組にかかわらず、応募がない場合は引き続き民間事業者の活力を最大限生かし、良質なサービスの提供と町の財政負担の軽減ができるといった方針は変えずに検討し、みさき公園を都市公園として存続し、みさき公園の自然を活かし、住民の皆様を初め、多くの皆様に親しまれ、にぎわいのある公園とするため努力してまいります。

松尾 匡の質問

先ほど答弁されましたけれども、よく今までも聞き慣れたお答えかなとは思います。
それ以上言えないのかなというのもよく理解はしているのですけれども、新たなみさき公園の開設を進めるに当たって、当初は町行政のみで、自分たちで公園を進めていくのだと言っていたと思うんですね。

それが、その矢先に、昨年の6月議会のときに、到底、やはりこの事業は町職員だけではなかなか進めることが不可能な事業なのでということで、前言撤回されて、コンサル事業者に事業を委託されておりますね。

それであれば、今、契約中のコンサル事業者はもうすぐ契約が切れると聞いておりますけれども、今後も継続してコンサル事業者と再契約、もしくはまた違うコンサル事業者と契約したりとか、それで、追加でまた新たに莫大な委託料を支払ってコンサル事業者に頼り切るような形で事業を進めるのかどうか、そこの1点、お聞きできますか。

 

●吉田都市整備部理事 の答弁

私どもは、昨日、再公募の公表をいたしましたところであり、何としてでも今年度中には事業者を決定したい考えでございます。
今は、今年度中に事業者を見つけることに全力を傾けてまいりたいと思っているところでございますので、ない場合も考えられますけれども、町としては、この再募集の期間中に事業者を決定するために最大限の努力をしていくつもりでございます。

なお、議員のご答弁の中に当初は町が単独で事業を実施するというような発言があったかというように思いますが、町としては民間活力を最大限に活かしたPFI事業として実施するに当たり、その経験豊富なコンサル事業者との技術支援が必要だということは当初から申し上げていたことだと思っております。
それだけ付け加えさせていただきます。

松尾 匡の質問

1年以上前の話になりますので、その辺り、どういうように言われていたのかというのは、もう一度私も調べさせていただきたいと思います。
ただ、私が聞きたいのは、先ほども午前中からもありました、主体性を持って行う、事業を進めるということなのですよね。

それが、できているのかできていないのかというと、結果だけ見ればできていないのですよね。

そこで、また自分たちで行っていくといったところに、またコンサル事業者にお願いするのかどうか。何をお願いするのかどうかも分かりませんけれども、そこでまた大きなお金が必要になってくるのかなという懸念をしたところで私は質問したところです。

また、過去にどういうように言われていたのかということは少し調べさせていただきまして、また言わせていただければと思います。

先に進みます。既に公園事業の国際公園の土地というのを取得して管理していくのと、新たなみさき公園をどうするのかというのをコンサル事業者等に支払って委託するのと、これも苦言になるのですけれど、この問題を取り組み始めてから今年度末まで計算すると、トータルで5,000万円を費やすことになっております、5,000万円ですよね。また、まちが土地取得により南海電鉄よりいただいた大きな収入源であった固定資産税というのももうありませんね。失った税金や費やした税金、これをトータルで考えて見直してみますと1億円はくだらない額となっていますね。

莫大な税金を費やす中、今どうなのかということですね。結果が全然見えていないと言わざるを得ません。
それどころか、今後も結果が出なければ、結果が出なければですよ、どんどん町が負担を背負い、ヒト・モノ・カネの循環が滞ったまま、過去はこれ、少ないか多いかは別にして滞っていませんでしたね、年間20万人の人の来場があって、そこに経済があったということですね。

これ、滞っています。最終的に、誰が負担を強いられるのか。誰が、これ住民なのですよ。住民が負担を強いられることになるのがこの件です、もし何も決まらずにずっと進むのであれば。

しかし、町長はこのやり方が間違っていないと考えてここまで行ってこられたと思います。
土地の取得以外の方針は、私の感覚で申し上げますと、いろいろ私も提言してきましたけれども、いろいろ二転三転されて繰り返してこられたと思うのですけれども、ここに来ても未だに先が見えない。

住民の中には不安に感じている方もいらっしゃいます。

今日の午前中には都市公園のことを理由に、例えばテーマパークであったり、収益が出る公園にしないというような、できないと考えたと町として明かされました。
私はこの都市公園の縛りが枠から抜けられない、抜けようとしない町の行政の考え方にもう限界を感じております。

本当に大事なことは、町をより良く発展させるために、みさき公園はどうあるべきなのか、どうすべきなのかということではないのかと私は思います。

そこが全く不明瞭なのですね、住民からすると。

みさき公園を基軸にした町の全体的なグランドデザインというのも聞いたことがまだありません。そして、出てきておりません。一向に見えないんですよね。私を含めて住民も見えていない。

そこに目標設定もありませんよね。ということが、私は一番問題だと感じております。
みさき公園問題での住民の信用というのは、残念ですけれど下がっていると思いますね。この責任は重大です。この責任をどう受け止めてどのように回復されるのか、いま一度しっかり考えていただきたいと思います。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です