既存の町有施設を有効活用した、子どもたちの「居場所づくり」を目指して

既存の町有施設を有効活用した、子どもたちの「居場所づくり」を目指して

質問の趣旨

前回の一般質問で提案した、支援を必要とする家庭で育つ子どもたちへの支援制度(みさき・キッズデリ)について、町有施設の調理室や貸し館の空いた時間を利用して、継続事業としての展開を提案します。

松尾 匡の質問

回の月定例会一般質問でも提案しました支援を必要とする家庭で育つ子どもたちへの支援制私は勝手に名前を命名しましたがみさきキッズデリについてです

前回は、現状コロナ禍等を含む災害時、いわゆる有事の際に子育て世帯の援助が行えるよう事業にと私は提案しましたが行政からの回答を伺いながら再度私の中で考えると、有事の際すぐに支援を行える体制を作るには、日から活動している事業でないとなかなか難しいと感じました実は前回に引き続き提案するには理由があります

新型コロナウイルスの影響で、3月から学校など長期にわたる臨時休校となり、子どもたち一日中家で過ごすことを余儀なくされ、あるひとり親世帯の保護者から相談を受けましたいきなり休校になってしまうと、子どもが1日、日中家で一人になってしまうため仕事を休まざるを得なくなり収入食費増による生活が苦しくなっていますと。

預ける先があったとしても、そこにかかる費用がまた家計を圧迫してしまうので困っているいうことでした。岬町には、ひとり親世帯がよそ120世帯以上もある中、同じ思いを持った家庭は少なくないと考えますまた長期臨時休校の果てに学校に行けなくなった子どもたちが全国で少なくないというニュース耳にします

岬町で、今回はそのような児童生徒がいなかったとしても、子どもたち、いつ、そのような辛い状況に陥ってしまうか、理由と原因がどこにあるの予測はできません。そこで、岬町の子育て支援、生涯学習支援の特色となる事業展開を行っていくことを提案したと思います。この私が提案する岬キッズデリは、岬町内で住む地域や年齢、生活環境、子ども自身が抱える問題、悩み、障がいなどで分け隔てることなく全ての岬町に住む子どもたちが集える地域で子どもを育てる拠点づくとも言えます。

町有施設の調理室や貸館の空いた時間を有効活用し、自身の子育てが終わり、新たなステージを迎えたベテラン世代にも協力を得ながら子どもたちがここに来ると楽しい、安心する、来たくなる、そんな家や学校とは別の居場所を作ることが目的です。

具体的には、子ども食堂の良い要素を取り入れた岬町独自の事業とするのです。子ども食堂といえば、共働きなどで子どもが家で一人になる時間が多い家庭の子どもたちの食事と居場所の提供を主な目的とし無料や安価で食事が提供される場所として今では多くの自治体で実施されています

子どもたちが集まり地域の人々とともにみんなで温かいご飯を食べることで子どもたちの心と体の健全な成長と社会性を育る場所として忙しい子育て世代を地域で支援するというイメージが強いのですがこの私が提案するキッズデリではただ地域の方々作ってくれたご飯を食べるということではなくて作る工程から子どもたちが参加するというものです子どもたちけでなく一緒に来ることのできる参加して地域の方々から教えてもらいながら一緒に作ることで地域の方と子育て世帯のより深い繋がりが生まれます子どもたちにとっても地域の人と常に交流できる機会が生まれ地元に関心を持つきっかけとり得るでしょう。

もちろん仕事などでその子の保護者が来ることができなくても地域の方や参加している保護者の皆さんで、来ている子どもたち全員を迎え入れる体制を作ることができればどんな状況子どもたちにも来やすい環境となります

食事の提供だけでなく、貸し館を利用してレクリエーションやハンディがあっても一緒に楽しめるスポーツ体験事業を行うなど、様々なことが同じ場所で体験できる、学べる、遊べるということが子どもたち自身で感じてもらうことができればそこが子どもたちにとって居場所と認識してもらえると思います

そして、子どもたち自身が居場所と認識してくれることができれば有事の際にも子どもたち安心してそこに集まることができるでしょうし、常に行っている事業の延長線であれば、臨機応変に対応することも容易になるでしょう。また、一般的な子ども食堂でよく問題になるのが、担い手と資金が不足するということです。

だからこそ必要とされるこのような事業を民間やボランティアだけに頼るのではなく、町行政が行う住民サービスの一環としてしっかりとした計画を行い、安定して行える体制を整え、住民が安心してずっと利用できる事業として確立できれば、岬町に住む子育て世帯にとっても町外に住む世帯にとっても魅力ある岬町として認識れる一つの特色となり、これが地方創生の事業の一つとなる岬町にしかできないものになると私は確信しております。行政だからこそできる、そんな事業展開を行えるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。お答えをお願いします。

●岬町 松井しあわせ創造部長 の答弁

今、議員説明していただきました子ども食堂の観点から現状について説明をさせていただきたいと思います。議員ご紹介いただきました子ども食堂は、地域住民や自治体が主体となり無料、もしくは安価で子どもたちの食事を提供するコミュニティの場です。現在、子どもたちの食事提供の場としてだけでなく家事をする時間のない家族などが集まって食事をとる場所もございます。子ども食堂のメリットは、手作りの温かい食事が無料、または安価で食べられることできることや、アットホームな雰囲気でみんなと食事ができることさらに、子ども同士のコミュニケーションを取ることができる反面課題もございます

子ども食堂はボランティアを初めとした多くのスタッフが必要ですが本町ではボランティアの高齢化が進み協力していただけるボランティアの確保困難であると考えております

また、事業開始に当たっては光熱費などの運営費や食材料費も日々必要で、さらには食事を提供する上でアレルギーを持つ子どもへの配慮も必要となってきますこのよう子ども食堂には多くのメリットがある反面、事業開始に当たっての課題も多く、慎重に対応する必要があることから現在本町には子ども食堂ございません

●岬町 澤教育次長 の答弁

私からは教育委員会の立場からキッズデリ事業についてお答えをさせていただきます。子どもたちや地域の方々との交流を主とした生涯学習事業としましては、親子夏休みイベントとしまして勾玉づくなどの歴史体験教室、町内の河川に生息する生き観察する自然体験教室や天文教室などを実施しております。

また、各種団体と連携した事業としましては、青少年指導員協議会主催の夏休みキャンプ事業や、岬ライオンズクラブと共催する橘逸勢書道教室のほか、PTAなどの団体が主体となった親子料理教室を開催した実績があります。

キッズデリ事業の実施に当たりましては、先ほどのしあわせ創造部長からの答弁にもありましたように、ボランティア等の人材の確保や協力、食材等の運営費や施設の選定、アレルギー対応など多くの課題があり、現時点では事業として実施することは難しいと考えております。

松尾 匡の質問

現状、私が提案するようなキッズデリや居場所づくりは岬町では難しい、できないということで、とても残念です。私はそうは思わないのですけどね。松井部長からもあったように、全国にある多くの子ども食堂で抱える問題として人材確保といのがあると思います。

人と人との助け合いの気持ちで成り立つボランティアに従事してくださる方は、何にも代えられない地域の財産ともいえるでしょうね。ただ、そのボランティアが集まらないから事業が行えないという逃げ道にするのではなく、必要な事業であれば、それに見合う対価を用意し、人材を確保する検討も必要なのではないでしょうか。

町の特色として展開していくのであれば、基盤はよりしっかりとしなければなりません。もちろん、ボランティアにお願いできるところは積極的にお願いし、その軸としてしっかり対価を支払い、事業を展開することができればその事業が長く続けられる要因となるはずです。また、私が少し調べたところによると、関係各省、内閣府や文科省、厚労省などが子どもの居場所づくり事業に対し交付金や施策の予算化をしております。

そのような交付金や施策をどんどん活用すれば費用面についての課題は軽減されるでしょうし、私であれば率先して活用したいと思います。そして、教育次長からお答えいただきましたが、地域と子どもの交流事業についてはもちろん、その時々で行われるイベントは子どもたちにとって大変貴重な経験になり思い出になることでしょう。

過去に行われた実績も大切ですけれども現在も続いている事業があるならばそれをベースに私の提唱するキッズデリで定期的に行えるような事業としてできるではないかと思うんですね同じカテゴリーの行事内容で種別化する様々な方法が考えられると思います

私は以前学校と地域がさらに連携することで学校や子どもまた地域が抱えるそれぞれの課題解消法が出来、ひいてはそういった中で育った子どもたちはで育ったことに誇りを持って留まるとか、また出ていったけれども帰って来るようになるそういう施策というか、ソフト作りが地方創生であるのではないかということを以前ここで提案しました。

そして、その子どもたちが、今度は大人になった、地域の人となったでも、同じようにどもを支援するようになる。これが、当時、私子育ての循環型まちづくりではないのかと提案しました。

これも同じだと思うのですね。子どもと地域が日から接して色々な事業を共にする、これが結局、子どものの思い出であったり、良き思い出になって、そして、また岬町に帰って来よう、そういう気持ちにさせる事業繋がると思うのですね。せっかくある町有施設、ぜひ最大限に子どもたちのために活用して、岬町に住む方々にとって価値のある施設となるよう、そして、子どもたちにとって居心地の良い拠点を作れるような事業展開を子育て世帯にいと、町は謳っているのであれば、前向きに検討していただきたいと強く要望しておきます。

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