学校給食の栄養価不足について

学校給食の栄養価不足について

質問の趣旨

8月に行われた学校給食審議会にて、給食センターから岬町PTAへ、現在の岬町の給食の栄養価が文科省の定める基準を下回っていることを報告されました。
子どもの成長に大きく関わる学校給食。
・いつから栄養価が下回っていたのか?
・その改善策はどうずるのか?
・いつから改善されるのか?
など、原因も含め質問し、一刻も早い改善を要望します。

松尾 匡の質問

8月に行われた学校給食審議会にて、給食センターから岬町PTAへ、現在の岬町の給食の栄養価が、文部科学省の定める基準を下回っているということが報告されたと、聞きました。

 学校給食といえば、子ども達の心身の健全な発達に資するものであり、子ども達の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものです。

特に、育ち盛りの小学生と中学生の給食は、子ども達の成長に多大な影響を及ぼすもので、昨今の家庭での食育のあり方の多様化を考えると、より一層、その重要性が増しているように思います。

 そのわが町の学校給食で、摂取すべき栄養価が現在不足している、ということを聞きましたが、その内容について説明をしていただきたいと思います。

●岬町 澤教育次長 の答弁

岬町学校給食運営審議会につきましては、岬町学校給食条例第6条において、学校給食の運営を適正かつ円滑に行うために設置すると定められており、運営審議会は、学校給食の実施について必要な事項を調査審議し、委員会に助言するとなっております。

委員は、委員会が委嘱又は任命すると定められており、学識経験者、幼稚園・小学校及び中学校の保護者代表、幼稚園・小学校及び中学校の教職員代表、その他教育委員会が必要と認める者の10名で構成されております。

本年8月24日に開催された審議会におきまして、岬町の学校給食の現状と課題という案件の中で、学校給食における栄養管理という項目で説明させていただきました。

内容としましては、本町の学校給食費につきましては、平成20年度以降、給食費を据え置き、献立作成の中で、いろいろな工夫・努力を行ってまいりましたが、平成30年8月に文部科学省において「学校給食摂取基準」(学校給食で摂取すべき各栄養素の基準値)が改正され、エネルギーやカルシウムの基準値が増加し、これまでどおりの給食を運営していくことは、現状において難しくなってきていること。また、栄養価を満たすためには、給食費を上乗せする必要があることなどを説明させていただき、委員の皆さまに理解をしていただいたところであります。以上です。

松尾 匡の質問

どのようなことが給食審議会で説明されたかがわかりました。そして給食費を上乗せしないと、栄養価を国の基準に満たせない今の現状であることも、先ほどの説明でわかりました。

過去に消費税が3%〜5%、5%〜8%へと増税されて来ましたが、給食費の改定を行っていないと聞きました。

では、今までどのような対応を行ってきたのですか?

●岬町 澤教育次長 の答弁

先ほども答弁させていただきましたが、平成20年度以降、給食費を据え置いて来ております。過去の消費税増税時におきましても給食費の改定をすることなく、保護者の皆さまの負担を求めずに、限られた予算の範囲中で、献立作成等の工夫・努力により、安心・安全な学校給食を提供して来たところであります。以上です。

松尾 匡の質問

限られた予算の範囲内で、献立作成等の工夫・努力をされて、なんとか安全で安心な学校給食をと、給食センターは知恵と努力で何とか頑張って来られた、ということが明かされました。

しかし、昨年の8月に文科省から「学校給食摂取基準」が改正されたことにより、現状のままでは、エネルギーやカルシウムなどが、どうしても満たすことができないから、給食センターの栄養士さんから、苦肉の策で審議会の委員に説明されたとのことですね。

 実は今日のこの給食の栄養価不足の質問について、PTAの方々から、私に

「この問題を聞いて欲しいと。一体どうなってんのと。行政の対応はどうなっているのか?」と相談してくださったので、今日議題に上げたわけです。

 先ほど説明いただいたことですが、審議会に出席された方から、私も聞いていまして、給食センターの栄養士さんがその時、実に切実に、訴えられていたと。

審議会委員の皆さんは、それならしょうがないね、と概ね理解されていたようですが、委員さんからの質問で、その場で足りていない具体的な金額なども話されたと聞いていますし、その他この件でいろんな意見が出されたので、委員長から、また給食審議会を開催しましょう!となったと聞いています。

 今日は12月3日です。あれから3ヶ月と9日が経過していますが、とても大事なことなのに、それ以降、行政からアクションも説明もない!とのことで、私のところへ相談に来ていただいたわけです。

 昨年8月の国の基準改定から、少なくとも今まで、栄養価が足りていない状態が続いていたことになりますが、行政としてそれを問題として取り上げなかったのか? そしてその改善策を話し合うことはなかったのでしょうか?

どうして一年後の、今年の給食審議会での説明になったのか。それはなぜですか? 対応が遅くないですか?

●岬町 澤教育次長 の答弁

昨年8月に基準が改正されたところでありますけども、その時点ではもうすでにその年の10月までの献立等の策定が終わっておりまして、この改正後の新しい基準に照らし合わせますと基準を満たしていないということが判明したところであります。

その後、献立の見直しを行うとともに他市町の動向の調査をすることに少し時間を要したことから、今年の8月の審議会に諮ったというところであります。以上です。

松尾 匡の質問

私は、これを問題と考えてまして、その問題を何とかしようという姿勢があれば、再度審議会を開くことや、審議会で決められない場合は臨時で各種委員会を開くなどもできたん違うかな、要は説明ですよね。

また次年度予算とか、そういう関係もあったかもしれません。そういう時も、常に最近では毎回議会に上程されている補正予算という手もありましたよね。

私からすると、これは早急に解決する問題じゃないんかなというふうに思って仕方ないんですね。

昨年度、私は小学校と中学校の給食試食会に参加させていただき、実際に給食をいただきました。品数は少ないなと思いましたが、とても美味しく味付けされていて、給食センターの皆さんは少ない予算で、よく頑張っていただいているなーと感じていたところだったので、この栄養価不足の件の相談を受けて、実のところを伺いに、給食センターへ話をしに行きました。

給食センターでは、先ほど私が言ったように、随分前からこの予算で栄養価を満たすのはとてもしんどかったとおっしゃってたんですね。

そして、以前から給食審議会の委員さんからも、1品少ないのではないか?など、もうちょっと給食を充実して欲しい、との要望の声が上がっていたそうですね。

それを受けて、他自治体の給食などを調べたりして、給食を充実していく方向で、給食費の値上げを行政内部で打診していたということもお聞きできました。

それが5年ほど前から懸案事項として上げていたとのことですが、でも給食費は上がらなかったと。なぜ、いままで上がらなかったのか?

行政関係者は、現場の現状を本当に理解されていたんかなとって私は思うんですが、5年前からというと、ちょうど消費税が段階的に上がってきたところですが、しかし給食費は据え置かれたままで、じゃあ、どうしてやりくりして来られたのですか?と聞いたところ、予算の中で何とかやりくりしないといけないので、食材のランクを下げるとか、安価な食材に切り替えて、やりくりしていく他なかったと。 そりゃそうなると思うんですよ。普通に考えればね。

でも、それを保護者が聞いたら、みなさん、どう思うと思いますか?その説明がない中でね。

そんなことになっていたとは保護者の皆さんは思ってもおられないし、私も全く知りませんでしたので、その経緯を、私は相談者に伝えました。やっぱり返ってくる答えは、これはひどい話だなーという話です。

それともう一つ。

今日は坂原議員もちょっと言われていたことですけれども、給食審議会の委員の質問の中には、給食センターを統合しては?という話も出されていたと聞いているんですね。その方も随分前から声を出されているようですが、一向に変わらないし、その後、なぜ変えないのか、できないのかの説明すらないと。

給食の充実などの声もそうですが、何も変えようとしないのなら、この審議会に出席する意味がないやん!次からはもう出ないよ!と声を荒げて言われてたというふうにも聞いてます。私もそう思いますよね。

何のために、誰のために、忙しい中出席されて会議をしているのか?

岬町のいや日本の未来を担う、私たちの大切な子ども達のためだから、ですよね? そこが抜けてないかな?と私は言いたいんです。

大人の事情のためではないはずですなんですよね!これって。

何か問題が発生すればもちろん、意見が出たことについても、その事後対応や説明はすべきと思うんです。今後はそのようなことが二度とないよう、私から切にお願いしたいと思います。

 話を戻します。

学校給食摂取基準の改正に伴って、岬町以外の自治体も対応が進んでいると思いますが、他市町の給食費の改定状況はどのようなものでしょうか?

●岬町 澤教育次長 の答弁

他市町の給食費の改定状況ですけども、岸和田市以南の市町では、泉南市は平成30年9月に、熊取町は令和元年4月の改定済みであると聞いております。

松尾 匡の質問

では実際に改定後はいくらになったのでしょうか?

近隣の、例えば泉南市・阪南市・熊取町はいくらと把握しておられますか?把握されてたらで結構です。お願いします。

●岬町 澤教育次長 の答弁

改定された泉南市と熊取町の給食費ですけども、泉南市につきましては、低学年が230円、中学年は236円、高学年242円。中学生は290円となっております。

熊取町につきましては、低学年は225円、中学年は235円、高学年は245円。中学生は265円となっております。

松尾 匡の質問

それでは岬町として、この栄養価不足の問題ですが、どのように考えていますか?

保護者負担を求めるのでしょうか? 仮に求めるなら、いかほど今の時点で考えていますか?お答えください。

●岬町 澤教育次長 の答弁

学校給食の実施に必要な経費の負担については、「学校給食法」(第11条及び同法施行令第2条)に規定されております。法の規定におきまして、食材費は保護者負担、施設設備費や修繕費、人件費については設置者が負担するとされております。

栄養価の改善を図るためには、一定の費用が必要となります。本町におきましては、これまで使用料等の受益者負担については、超過税率を適用している状況にあることなどから、行政改革を推進することで、新たな住民負担を抑制してきた経緯もありますが、子どもの健康や成長にかかわる重要な問題でもあることから、必要な費用の保護者負担について、理解を求めてまいりたいと考えております。

改定後の額ですけども、改定された市町村または未改定の市町の金額も参考にして検討してまいりたいというように考えております。以上です。

松尾 匡の質問

必要な費用の保護者負担について、理解を求めるということをいただきました。

今言われましたが、先ほど来から申し上げているように、行政からの説明がなさすぎる!と、PTAの方々から相談を受けて、私は今日のぞんでいるわけです。

PTAの皆様だけでなく、すべての保護者に対して、ちゃんとした説明会などを、理解されるまで開催すべきだと考えるんですが、説明会は開催されますか?

また一方で、根本の問題である、基準を満たした学校給食の実施は、いつからされるのですか?お答えください。

●岬町 古橋教育長 の答弁

栄養基準が満たされていない状態が続くことは、望ましくないと考えております。

早急にPTA会議の機会を通じて、現在の状況についてまずご理解をいただきたいというふうに考えてございます。

そして、その理解をお願いした上で、新年度から栄養基準を満たした学校給食を提供することが出来るよう準備を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

松尾 匡の質問

先ほど、PTAでご理解をいただきたいということが述べられましたけれども、これ、私も経験ありますけども、PTAに言ったところで、PTAはまだ一部なんですよ、保護者のね。

そこで、PTAとしても皆さんに報告するしかないんですけれども、報告した先っていうのは保護者ですよね。

でも保護者からいただく意見ってPTAは受け入れられないと思うんです。その説明責任に対して果たせられないと思うんですよ。

やっぱり、そこはしっかりと双方向での受け答えというのは行政がしっかりすべきだと思うんですよ、PTAだけじゃなくてね。

やっぱり保護者全員に説明責任がいると思うんです、私はね。これはPTAにとって荷が重いと思いますよ、そのあたりいかがですか?

●岬町 古橋教育長 の答弁

確かに、PTA会議を通じてこの案件についてご説明をし、ご理解を得ていきたいと思います。その後、保護者全体で説明するとなりますと、そこで意見が出た場合、意見集約に手間取るということもあって、また一段改定が延びていくということも考えられますので、まずはPTA会議の機会を通じて周知の方をお願いしたいと考えてございます。

松尾 匡の質問

PTAからということで、それでもいいんですけれども、PTAから要望があれば、やっぱり保護者説明会なり検討というか、やってください。PTAから望むのであればお願いしたいと思います。

遅れるということが報告されましたけれども、これは、じゃあ、もっと何で早くせえへんかったのか?という議論になってくると思うんですよ。

やっぱり、そこも責任になってくると思うんで、そこはやっぱり、皆さんが理解された上でのことだと思います。

しっかりお願いしたいと思います。

それで、新年度では遅くないか?ということなんですよ。もうすでに栄養価不足が続行中ですよね、これ納得されるかなと思うんです、基本的にね。

献立のスケジュールもあるかと思いますが、保護者としては明日からでも栄養価を満たした給食を子どもに提供して欲しいと私は聞いているんですね。 

これは認識の違いかもしれません。私と行政との違いね。これは、私は「施策」ではなく「問題」と捉えて今日は臨んでいます。

給食費の値上げされる料金分、まだわかりませんけども、少なくとも、今年度末までだけでも、町の財源で補填して、栄養価を満たした給食を実施すべきではと思うんですよ。その辺、お答えできますか?

●岬町 古橋教育長 の答弁

食材費につきましては、先ほども申しましたように法律で保護者負担と定められてますことや、また、本町の厳しい財政状況を考慮した場合、町の負担、いわゆる税の投入は非常に厳しいものがあるというふうに考えてございます。

このことから、保護者の皆様に理解をしていただくとともに、予算措置を講じる必要もあることなどから、新年度から栄養価を満たした給食を提供させていただきたいというふうに考えてございます。

松尾 匡の質問

私は相談者から、相談者はPTAですね、から依頼をされてここに立っています。私の言っていることは全てその方々の願いです。

今日一般質問でお答えいただいたことは、後でYouTubeなりで見られます。また説明会等々もされていくということですので、ぜひ、皆さんの意見をちゃんと聞いていただきたいと私は思います。

次の問題でも引き続きでてきますけれども、やはり説明がなさすぎる、対応が遅すぎるというのは、やっぱり皆さん共通で思ってらっしゃいます。

そこを払拭するためには、やっぱり、しっかりと問題に向き合って説明責任を果たしていただきたく思いますので、そこはしっかりとお願いしたいと思います。

今後、どちらにせよ、国から給食の栄養価はもちろん、食育や地産地消率を上げる努力を一層するように通達されているところでございますが、また一方では、人口減少が激しく、超高齢化に加え、みさき公園問題も先が見えない中、このままでは町の財源の先細りは明らかだと思うんですね。

その中で、私は今年6月議会で提案させていただきました、学校給食の地産地消率を上げる取り組みを始めることで、新鮮な食材と豊富な栄養価で子供達には充実した、生産者の顔がわかる本当の安心安全な学校給食を提供でき、一方で食材の量が半端なく必要な学校給食の食材の生産を、町内農業や漁業で賄えるような仕組みづくりです。

仕組みづくりだけをすることで、職業としての農業・漁業の復活・活性化が見込める、この一挙両得の学校給食の地産地消の仕組みづくりというのを、先進自治体の例に習って、今こそ真剣に考えていかなければいけない時期に来ていると思うんですが、一言ちょっとお答えいただければなと思います。

●岬町 古橋教育長 の答弁

過去の一般質問で答弁をさせていただいているというふうに聞いておりますが、学校給食では食材を定められた日に定められた数量を確実に納めていただく必要がまずございます。

それに今、枠組という話をされましたけども、物資の納入の一部をお願いをしております商工会との協議調整も必要になってくるかなというふうに思っております。

そういった条件を満たしていけるという場合であれば、地産地消を推進することも可能というふうに考えているところでございます。

松尾 匡の質問

明言は避けられてるんかなと思うんですが、ぜひ検討はしていただきたいと思うんです。

やはり、やってないのに云々というよりは、まずはやっていただいてどうなのかというのは試していただきたいなと思います。

ちょうど新しい教育長になられて、私は本当に変えていけると期待はさせていただいております。実際。

本当にでも今まで滞っていた問題とかに対して、積極的に前向きに取り組んでいただいて課題解決に向けて、これもやっぱり子ども達のためなんですよね、教育行政は。大人の事情じゃない、子どものためですよね。

やっぱり、この町の教育行政をよくしていくためのことをどんどんやっていかんと、周りはどんどん進んでいきます。遅れをとらないように、環境整備をどんどん推進していっていただきたいなと、このように思っております。

私は期待しておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

 

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